Obsidian で [[ノートタイトル]] をどのように決めるべきか?の自分用ガイドライン。
> [!important] これは ルール ではなく ガイドライン です
> ここに書かれていることは強制ではなく目安です。
> 一番重要なのは **自分にとって分かりやすい** ことです。
## 決め方のコツ
- **悩み過ぎない**
- ノートタイトルは後から変更できる [^1]
- 保管庫内で一意性を持たせる ⇒ [[ノートタイトル重複回避方針]]
- [[ノートタイトルはインパクトも大切]]
## タイトルの決め方
### 単語・ワード 系
シンプルに 単語 や 名称・呼称 などでラベリングする。
**トピック** を主題とした命名。Wikipedia 的な付け方とも言える。
> [!example]
> - ADHD
> - ラジオ体操
> - 睡眠
> - 文脈
> - 地球防衛軍
> [!note]
> 単語・ワード 系の末尾に「○○について」「○○のこと」などを付与しても同じ。
これ系ばかり乱立させると、 **ただの百科事典** と化してしまいがち。
ゆえに [[Zettelkasten]] 系 や [[アトミック・ノート]] 運用においては、あまり推奨されてないようだ。
**メリット**
- 簡単に付けられる
- 短いので非常にリンクしやすい
- ノートだけでなく、トピックタグにも利用できる
**デメリット**
- 抽象的すぎる
- ここで言う「抽象的」とは「物理的な実体の有無」ではなく「具体的な思考や主張が見えてこない」という意味
- 例えば「○○についてこう思う」とか「○○はどう取り組むべき」とか「○○のここが好き」など、同じ「○○」に当てはまることなら何でも書き込めてしまう
- 単語記事に思考や感想を放り込んでしまうと、それが **ノート内へ埋もれてしまう**
様々な文章から **リンクされやすい** という性質を利用し、 **インデックスノート** として使うのがよい 。Obsidian ならバックリンクで自然とインデックスノートっぽいのが出来上がる。
#### 単語・ワードを二つ以上組み合わせる
「○○の△△」や「○○と△△」のように、関連するワードを組み合わせて、 **トピックや話題を絞り込む** 。
> [!example]
> - **名詞 x 名詞:** トピック寄り
> - MinecraftのMODs
> - Obsidianの基本理念
> - Obsidianのコミュニティプラグイン
> - **名詞 x 動名詞 (動詞):** ハウツー・手順 etc... 向け
> - ドキュメンテーションコメントの書き方
> - トレーニング持続のコツ
> - ゴミの分別
**メリット**
- 単純な 単語・ワード より、ある程度は範囲を絞り込める
- アトミックにするまでもない主張や内容を一まとめにしやすい
**デメリット**
- タイトルを見ただけでは、中に書かれた主張などを読み取ることができない
単語・ワード 系ほど抽象的すぎず、文 系ほどアトミックに分割する必要もなく、特定のトピックへの言及をある程度は束ねたいなって時に有用か。
アトミックノート化よりも、体系的なマニュアルを作りたいって時は使えそう。
### 文 系
タイトルに 主張・質問・要約 などを入れる。
**主張** を主題とした命名。
思考をリンクさせたい Zettelkasten 系や アトミック・ノート 運用では、 単語・ワード系 よりこちらが推奨される。
文スタイルにより、幾つかのパターンが作れる。
**メリット**
- ノートの内容が一目で推測できる
- トピック主題ではなく、主張や質問を主題にできる
- トピック同士ではなく、主張や質問同士をリンクしやすくなる
**デメリット**
- 適切なタイトルを付けるのが難しい
- 単語・ワード系よりも組み合わせ方が複雑なため
- 様々な場面で役立つタイトルを付けるにはコツがいる
- 少し長くなるのでリンクしにくくなる
- 簡潔さと分かりやすさの両立には、筆者の語彙力が試される(笑)
- 主題が絞り込まれるゆえ、アトミック化が強要されやすい
- あれやこれやを敢えて一つにまとめたい、って時は不向き
#### 主張系・要約系 パターン
ノートの内容を一行でまとめ、タイトルとする。
**タイトルから結論を決めてしまう** ので、非常に解像度が高い。
> [!example]
> - 表計算のタイトル行は高くすべきでない
> - ネットの情報は容易く消失する
> - アイデアは「豆電球」ではなく「泡」のように儚い
> - 合理的配慮は相互理解の中で提供されるべき
> - 人脈は資産である
**メリット**
- タイトルに結論が書かれており、ノートの内容が一目で推測できる
- 検索にヒットしただけで即結論が得られる
- 他のノートの文脈にそのまま差し込める場合がある
**デメリット**
- **ノートの内容が定まってからでないと、タイトルを決定できない**
- タイトルの解像度が高すぎるため、内容が変わると、タイトルを変更する必要が出てくる
- とある文脈にリンクを流し込んでいた場合、名前の変更によって文脈がおかしくなる場合がある ([[エイリアス (Obsidian)|エイリアス]] や表示名変更で対応可)
- Obsidian Publish において、タイトルが変わってしまうと、外部からのリンク切れを引き起こす恐れがある (permalink で対応可)
#### 質問系・問題提起系 パターン
疑問・質問・問題提起をタイトル(主題)に据置き、内容を構成していくスタイル。
**結論は決めないが、ひとまずスタート地点だけ決めておく** 感じ。
> [!example]
> - なぜ障害者雇用を進める必要があるのか
> - なぜObsidianを使うのか
> - なぜ片付けは上手くいかないのか
> - Obsidianの外観に求めること
> - Zettelkastenの向き・不向きに関する考察
> - ノートタイトルはどう決めるか
**メリット**
- ノートの内容が比較的正確に推測できる
- ノートの内容を一つのことだけに絞りやすい
- 疑問で始まり、結論を決めつけていないため、発想を広げていきやすい
- 結論を決めにくいグレーな話題には都合がよい
**デメリット**
- 読んでみるまで結論が分からない
- 特に、中身を忘れてたり、他人に読ませる場合など
- 「?」記号を使ってよいかはよく検討する必要がある (ファイルシステム上の制約)
- 「?」の代わりに「~のか」等で代用すると良い
#### 行動・アクション系 パターン
文 系の 1バリエーション。
○○を△△する、という形で、 **行動やアクションを主題に置く** スタイル。
主に何かをやった備忘録や、学習・試行錯誤の進捗を残しておきたいときに当てはまる。
後述の理由から、とりあえず **何かに挑戦する時の叩き台** だけ作っておくのに向いてそう。
> [!example]
> - 地球防衛軍で遊ぼう
> - Obsidianをセットアップする
> - Windows上のプロセス実行優先度を変更する
> - Zettelkastenの本を読む
> - 衣服を整理する
> - 仕事を振り返ってみる
> - 睡眠をとろう
**メリット**
- 次にとるべき行動が明確になる
- やりたい事を起点にして、検索・想起しやすい
- ハウツーや手順書へと派生させやすい
**デメリット**
- このままだと **内容や時系列が曖昧になりがち**
- 「○○をする!」「○○を書く!」「○○をしよう!」
- …で、結局 このノートは目標なの? 予定なの? 手順書なの? 記録なの?
- 内容が絞れるのであれば「○○の予定」「○○の手順」「○○の進捗 (記録)」とかにした方がいいと思う
- 抽象的な割に 単語・ワード系 よりリンクがしにくい
### その他の事例
上記以外の変種やパターンなど。
#### ミーム系 (ことわざ・慣用句・ネットミーム等)
こういった、それ自体がラベルとして機能する既知の概念は **単語・ワード系 と同列に扱う** 。
> [!example]
> - 急がば回れ
> - 情けは人の為ならず
> - 諸行無常
> - こういうのでいいんだよこういうので
> - どうしてこうなった
#### お気持ち系
論理的な 主張・要約 というより、 **感情やお気持ちの叩きつけ色が強い** タイトル。
個人的には感情の振り返りも大事なので、残置しておく (公開に値するかは別問題) 。
> [!example]
> - 階層に頼らないZettelkastenはワシの旺盛な知識欲を解き放つZOY
> - これ以上、病院の世話になるな
> - たった3つを守れない奴に何をやらせても無駄
> - 夜更かしする夜俺へ湧く怨嗟と殺意の数々
> - PCが年々スペックアップを迫られているのは、ソフト屋が演算資源を無駄にしているせいではないか
#### インデックス・リスト・コンテナ・MOC
単に複数の項目やノートを集約した、という事だけを示したタイトル。
「~リスト」「~一覧」「~まとめ」など。
## 参考にさせていただいたもの
- [Obsidianでつなげる情報管理術](https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHY6MK42) 📖
- [メモのタイトルに文章を書いたほうがいい理由 - 佐藤かえで - YouTube](https://youtu.be/5IaaGi4Z4Tg?si=OfNzzUoapQpn9Vs2) 🎞️
- Gemini 🤖
[^1]: ただし、サイト外部からのリンクは切れる (´・ω・\`)